納税証明書をオンラインで取るには:国税・地方税と受取方法
納税証明書をオンラインで請求するときは、まず国税の証明か、都道府県・市区町村の税の証明かを確認します。国税はe-Taxで電子ファイル・窓口・郵送の受取方法を選べますが、地方税は発行する自治体ごとに対応が異なり、オンライン申請でも紙が郵送される場合があります。
「納税証明書」という名前だけでは、請求先を決められません。提出先の案内にある税目、年度、証明する内容、発行元を確認してから手続きすると、別の証明書を取り直す手間を減らせます。
最初に国税か地方税かを確認する
| 求められた証明書 | 請求先と確認点 |
|---|---|
| 所得税・法人税など国税の納税証明書 | 国税庁のe-Tax。指定された「その1」「その2」「その3」などの種類を確認 |
| 住民税など自治体の税の納税証明書 | その税を扱う都道府県・市区町村。オンライン請求の対象、本人確認、受取方法を確認 |
| 所得・課税証明書など別の名称の証明 | 納税済みであることを示す証明書と同じとは限らないため、提出先に正式名称を確認 |
e-Taxの案内では、「その1」は納税額等、「その2」は所得金額、「その3」は未納の税額がないことの証明です。「その3の2」「その3の3」には対象税目の違いもあります。番号だけで判断せず、提出先が求めた種類と年度を照合してください。
次に、電子データで提出できるか、発行された紙が必要かを聞きます。オンラインで請求できることと、PDFで提出できることは別です。
国税の電子納税証明書を取得する手順
本人が請求する場合の流れです。代理請求は電子委任状などの条件が異なるため、公式案内で確認してください。
- 証明内容と提出形式を確定する。 税目、年度、証明書の種類、提出先が受け付けるPDF・XMLなどの形式を確認します。
- e-Taxの利用準備をする。 WEB版のヘルプで利用環境と本人確認の条件を確認します。電子ファイルでの取得には、請求者の電子証明書などの準備が必要です。
- 交付請求を送信する。 e-Taxソフト(WEB版)にログインし、電子納税証明書の交付請求で種類・税目・年度と発行形式を選びます。送信後の通知も確認します。
- メッセージボックスで発行受付結果を確認する。 発行の準備が整った通知を開き、案内に従って発行指示を行い、納付番号などを確認します。
- 手数料を電子納付し、ダウンロードする。 ペイジーに対応するインターネットバンキングなどで支払い、納付確認後にメッセージボックスから取得します。受信した元のファイルを、あとで開ける場所へ保存してください。
電子納税証明書の詳細では、手数料を電子納付できるのは発行受付結果が格納された日から30日間、ダウンロードできるのは同日から90日間です。期限が過ぎると再請求が必要になるため、通知を受け取ったら早めに支払いと保存を済ませます。この90日は、提出先が認める証明書の有効期間を意味しません。
PDF・XMLと、紙での受取の違い
| 受取方法 | 提出時の注意 |
|---|---|
| 電子納税証明書のPDF | 基本は取得した電子データを提出。印刷した紙でもよいかは提出先へ確認 |
| 電子納税証明書のXML | 電子データとして使うもの。印刷しても証明書としての効力はありません |
| 税務署窓口で紙を受け取る | WEB版の署名省略による請求が可能。来署時の本人確認・番号確認書類を確認 |
| 郵送で紙を受け取る | 電子署名などの準備と、交付手数料・郵送料の電子納付が必要 |
国税の手数料は証明書の種類、税目、年度などで変わります。料金表と請求画面の金額を照合してください。紙が必要なときの具体的な手順は、窓口・郵送受取の公式案内で確認できます。
地方税は自治体の受取方法を確認する
住民税などの納税証明書を、国税のe-Taxでまとめて取れるわけではありません。該当する自治体の公式サイトから、「納税証明書」「オンライン請求」を確認します。
たとえば長野市のオンライン請求は、本人確認と審査、手数料等の電子決済を経て、証明書を郵送する方式です。申請した直後にPDFをダウンロードする方式ではありません。これは長野市の例で、ほかの自治体の必要書類や日数まで同じとは限りません。
納付直後は支払情報の確認に資料を求められる場合もあります。受取予定日と提出期限に余裕があるか、急ぐ場合の窓口対応も含めて発行元へ確認しましょう。
元の電子ファイルと、自分用の控えを分ける
PDFにはQRコードによる確認、XMLには電子署名による確認の仕組みがあります。発行元から受け取ったファイルを残し、提出先が求める形式で送ります。印刷物をスキャンしたものや、画面の写真を公式の電子証明書として扱わないでください。
控えの整理にはDokusを利用できます。別途、提出先が画像化したコピーを認める場合だけ、PDFを軽量化する、用途を示す透かしを入れるといった準備を検討してください。ブラウザツールの出力は画像化されたコピーとなり、元の選択できる文字や電子署名は引き継がれません。公式ファイルそのものの提出を求められたときは加工しません。
収入関係の書類をそろえる場合は、源泉徴収票をもらえないとき、賃貸契約の必要書類、在留カード更新のオンライン申請も、用途に合わせて確認できます。
よくある質問
納税証明書はオンラインですぐPDFを取得できますか?
請求する証明書と受取方法によります。国税の電子納税証明書は請求、発行準備、手数料の納付確認を経てダウンロードします。自治体のオンライン申請は、紙の証明書を郵送する方式の場合もあります。
e-Taxで住民税の納税証明書も取れますか?
国税の納税証明書とは請求先が異なります。住民税など地方税の証明は、その税を扱う自治体の案内を確認してください。同じ納税証明書という名前でも、税目と発行元を照合する必要があります。
電子納税証明書を印刷して提出できますか?
PDF形式は提出先が印刷物を受け付けるかを事前に確認してください。XML形式は電子データとしてのみ効力があり、印刷したものには効力がありません。
ダウンロードした納税証明書を圧縮しても大丈夫ですか?
公式の電子データを求める提出には、取得した元のファイルを使います。画像化する圧縮や加工では元の検証方法や電子署名を維持できません。ファイル容量で送れないときは、提出先へ受取方法を確認してください。